政府は筋書き通りに原発を再稼働できるのだろうか(4)

【原発をどうするかまじめに考えよう】

ところで日本国民のいったいどれくらいが、これから原発をどうすればいいか明確な意見を持っているだろうか。

おそらく「なんとなく脱原発派」とか、「消極的な再稼働容認派」とかが多いのではないかと思う。山本太郎氏のような過激な脱原発派や電力会社幹部のような原発原理主義者は一般人の中にそう多くはいないだろう。

私自身はどうかと言えば、「いますぐ何が何でもすべての原発を止めて廃炉にしろ」と言うほどの過激な脱原発派ではない。日本にとって安定的な電力供給は欠かせないし、電力料金もできるだけ安いほうがいいと思っているからだ。今後原発をどうするかということに関してはいくつかのストーリーを考えることができるが、私が許容できるのは以下の2通りである。

まず最初は、原発を再稼働させなくても何らかの方法によって必要な電力を供給でき、電力料金も小幅の値上がり程度で済ませられる方法を見つけるというストーリー。かなり難しそうだが不可能と決めつけてはいけないと思う。
もちろんこれが実現できれば最高である。即刻すべての原発を廃炉にしてしまえばいい。原発という一つの重厚長大産業を消滅させるのだから、各方面に大きな影響や思いがけぬ負担が生じるだろうが、それは国民すべてが負担すればいい。

2つ目は、現時点では猛暑時に予想される電力供給をまかなうことはできないが、近い将来実現できると見込まれる場合である。
この場合、ドイツなどのように明確に脱原発を宣言して、それを一刻も早く実現するよう最大限の努力をすればいい。しかし脱原発実現までの間は、厳しい安全基準を作成し(これに関しては後述)最低限の原発稼動は容認せざるを得ないと思う。

もう一つ原発推進派が言う、原発は絶対に必要だ。やることをきちんとやれば安全性も確保できる。これからも原発を推進していくべきだ……という意見には絶対に同意できない。

私の考えはこんな感じだ。

このままいくと今年(2012年)の春にはすべての原発が止まると言われており、全原発が再稼働しないまま、夏が猛暑になったりすると日本国内のどこかで大停電が起きるかもしれない……と言われている。

政府は大停電を恐れて、何が何でも原発を再稼働させようとしている。それを阻止できるのは国民ひとりひとりの明確な意思表示である。どのような意見を持つのが自分のため、社会のためになるのか。人の意見に惑わされるのではなく、福島の悲劇を繰り返さないためにも、しっかりと自分で考えてみよう。

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2012年1月22日(日)NPO法人公共情報センター 福地敏治

いま「物語屋」で販売しているマウリッツハイス美術館所蔵作品(複製画)

フェルメール作、真珠の耳飾りの少女の画像
フェルメール《真珠の耳飾りの少女》
マウリッツハイス美術館所蔵

フェルメール作の絵画のなかで日本では最もよく知られている作品。実在の人物を描いた肖像画ではなく、不特定の人物の胸あたりから上を描いたトローニーと呼ばれる作品とされていますが、自分の娘の一人をモデルにしたという説もあります。

漆黒の背景に鮮やかな色彩の衣装、美しい少女の顔、みずみずしい唇、そして輝く真珠の耳飾りというさまざまな要素が絶妙のバランスで描き込まれている魅力的な作品です。

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フェルメール作、デルフトの眺望の画像
フェルメール《デルフトの眺望》
マウリッツハイス美術館所蔵

わずか2点しかないフェルメールの風景画の1点。生涯暮らしたデルフトの港と街の様子を描いたもの。

19世紀半ば頃、人々からその存在を忘れ去られていたフェルメールは、この作品を絶賛した美術評論家の論文によって再評価されるようになります。

またフランスの小説家マルセル・プルーストは、この絵を「世界でもっとも美しい絵」と評し、その代表作『失われた時を求めて』の中にこの絵を登場させています。

生涯を過ごしたデルフトの街に対するフェルメールの愛着を強く感じさせる作品です。

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レンブラント作、テュルプ博士の解剖学講座の画像
レンブラント《テュルプ博士の解剖学講義》
マウリッツハイス美術館所蔵

オランダ絵画の巨匠レンブラントは集団肖像画を得意としましたが、その最初の傑作が本作品。

アムステルダム外科組合主任解剖官ニコラス・テュルプ博士の公開解剖学講義の様子を描いたもの。当時アムステルダムに居を移したばかりだったレンブラントはテュルプ博士ら数人から依頼を受けこの集団肖像画を描き、高まりつつあった名声を不動のものとします。

後の傑作《夜警》にもつながるレンブラントの創意溢れる作品です。

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レンブラント作、スザンナの水浴の画像
レンブラント《スザンナの水浴》
マウリッツハイス美術館所蔵

『旧約聖書続編 ダニエル書補遺 スザンナ』を描いた宗教画。

裁判官という地位にある二人の長老が共謀して美しく貞淑な人妻スザンナを襲うが未遂に終わります。長老たちは自分たちの保身のためにスザンナを死罪にしてしまおうと画策しますが、神の命を受けたダニエルによってスザンナは救われ、長老二人は滅びるという話。

この物語を描いた絵画の多くは、裸体のスザンナと醜い長老二人をセットで描いていますが、レンブラントは裸体のスザンナが不安そうに振り返った姿だけで表現していることが特徴的です。

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ライスダール作、漂白場のあるハールレムの風景の画像
ライスダール《漂白場のあるハールレムの風景》
マウリッツハイス美術館所蔵

ライスダール(ロイスダール)はオランダ絵画黄金期においてもっとも評価された風景画家です。

本作品はライスダールが生まれ育ったオランダ中部の街ハールレムを描いたもの。広い空と美しい雲、地上にはその雲によってできた美しい光と陰のコントラストが描かれています。

遠景には今でもオランダと聞くと思い浮かぶ風車の姿がいくつも描き込まれた美しい作品です。

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