野田政権が原発再稼働に向けての布石を打ち始めた。
まず手始めに「ストレステスト」の結果を審査している国の原子力安全・保安院は、専門家の会議を2012年1月18日午後8時前から開き、関西電力大飯原発の2基について「テストの方法は妥当だ」とする評価を示した。
と言っても、役人たちがよくやるセレモニー的なまったく中味のないものだ。その証拠に会議を開く半日以上も前からNHKニュースで「テストの方法は妥当だと評価する方針」であると報道されていた。
いくら原発を再稼働させたい国が選んだ専門家による会議とは言え、こんなことがまかり通るのだから、やはり日本という国は民主国家とは言えないのかもしれない。あるいは未熟な民主国家といったところか……。
おまけに会議は急に非公開となったために、原発反対派の傍聴人たちの抗議にあい、予定時間を過ぎても4時間近く会議を開けないというみっともないドタバタまで演じるお粗末さだった。
だがマスコミによると、これで関西電力大飯原発3号機、4号機は再稼働に向け1歩前進したらしい。……って、そりゃホントか。
私が都合よく考え過ぎなのかもしれないが、政府がストレステストを有名無実なものにしてしまおうと稚拙なことをしてくれたおかげで、再稼働の実現は1歩も2歩も後退したと感じている。
いいチャンスなので、この問題を何回かに分けて少し掘り下げてみたい。
【資料】
我が国原子力発電所の安全性の確認について
国際原子力機関(IAEA)によるストレステストに関するレビューミッションについて
2012年1月19日(木)NPO法人公共情報センター 福地敏治

フェルメール作の絵画のなかで日本では最もよく知られている作品。実在の人物を描いた肖像画ではなく、不特定の人物の胸あたりから上を描いたトローニーと呼ばれる作品とされていますが、自分の娘の一人をモデルにしたという説もあります。
漆黒の背景に鮮やかな色彩の衣装、美しい少女の顔、みずみずしい唇、そして輝く真珠の耳飾りというさまざまな要素が絶妙のバランスで描き込まれている魅力的な作品です。

わずか2点しかないフェルメールの風景画の1点。生涯暮らしたデルフトの港と街の様子を描いたもの。
19世紀半ば頃、人々からその存在を忘れ去られていたフェルメールは、この作品を絶賛した美術評論家の論文によって再評価されるようになります。
またフランスの小説家マルセル・プルーストは、この絵を「世界でもっとも美しい絵」と評し、その代表作『失われた時を求めて』の中にこの絵を登場させています。
生涯を過ごしたデルフトの街に対するフェルメールの愛着を強く感じさせる作品です。

オランダ絵画の巨匠レンブラントは集団肖像画を得意としましたが、その最初の傑作が本作品。
アムステルダム外科組合主任解剖官ニコラス・テュルプ博士の公開解剖学講義の様子を描いたもの。当時アムステルダムに居を移したばかりだったレンブラントはテュルプ博士ら数人から依頼を受けこの集団肖像画を描き、高まりつつあった名声を不動のものとします。
後の傑作《夜警》にもつながるレンブラントの創意溢れる作品です。

『旧約聖書続編 ダニエル書補遺 スザンナ』を描いた宗教画。
裁判官という地位にある二人の長老が共謀して美しく貞淑な人妻スザンナを襲うが未遂に終わります。長老たちは自分たちの保身のためにスザンナを死罪にしてしまおうと画策しますが、神の命を受けたダニエルによってスザンナは救われ、長老二人は滅びるという話。
この物語を描いた絵画の多くは、裸体のスザンナと醜い長老二人をセットで描いていますが、レンブラントは裸体のスザンナが不安そうに振り返った姿だけで表現していることが特徴的です。

ライスダール(ロイスダール)はオランダ絵画黄金期においてもっとも評価された風景画家です。
本作品はライスダールが生まれ育ったオランダ中部の街ハールレムを描いたもの。広い空と美しい雲、地上にはその雲によってできた美しい光と陰のコントラストが描かれています。
遠景には今でもオランダと聞くと思い浮かぶ風車の姿がいくつも描き込まれた美しい作品です。