ふと考えたこと

人類はまだ猿レベル(その2)

人間はまだ猿レベルなのではないだろうか、ということを前に書いた。→「人類はまだ猿レベル(その1)」

前回、書ききれなかったことがあるので、少し補足しておく。

わりとありがちなことだと思うが私はしばしば自分の愚かさ、間抜けさにあきれ自己嫌悪に陥いる。同時に、優秀な他人を羨(うらや)んだりもする。が、しばらくするとそんな自分を恥じてより一層激しく自己嫌悪……、というなんとも間抜けな状態にはまったりもする。

で、そんな負のスパイラルからどうやって脱出するか? 実は簡単かつ、効果抜群の方法がある。

「人類はまだ猿レベル」と考えれば、そんな無駄なことはまったく気にしなくてすむ上に、もっと自信をもって生きていくことができるようになるのだ。

これはぜひ、試していただきたい。

東大生だろうが、偉い医者だろうが、霞ヶ関の高級官僚だろうが、「全然たいしたことはない」と確実に思えるようになるのでお勧めだ。

どう考えればいいか、わかりやすいように図にしてみた。

図1_通常私たちが想像している状況

無論、エリートの方々は私のような凡人よりは優秀かもしれないが、遥かに進歩した未来人から見ればエリートも猿レベルでしかなく何にもわかっちゃいないのだ(ここらへんのことは「人類はまだ猿レベル(その1)」を見てほしい)。

経済の仕組みも、政治も、法律も、科学も、医療も……、すべてまだ不完全なものに過ぎない。現在よりはるかにレベルの高い未来人から見れば、私たちがやっていることはまるで間違いだらけなのかもしれない。

天気予報のことを例にとるとわかりやすい。

朝出かけるときに傘を持っていくかどうかは、天気予報より自分の直感を信じた方が後悔せずにすむことが多かったりする。それほど天気予報はよくはずれる。

もちろん気象庁の予報官は確実に私より頭脳は優秀だし、気象に関しては一般人より数十倍、数百倍の知識を持っている。それなのに彼らの予報がよくはずれるのは、気象については専門家でさえわからないことがいまだに数多く残っているからだ。

要するに、朝出かけて夜帰ってくるまでに雨が降るかどうかを推測するということに関しては、気象の専門家とそうでない人の間にそれほど能力の差はないということだ。

同じように経済の専門家も、政治の専門家も、法律の専門家も……、専門外の人と現時点ではそう大差ないレベルなのかもしれない。ただ、天気予報のようにすぐ答えがわからないから気づかれていないのか、あるいはごまかしやすいだけなのだ。

専門家当人が聞いたら激怒しそうなことをあえてなぜ書くのかというと、もちろん理由がある。それは昨今、あまりにもおごり高ぶった人々をよく見かけるからにほかならない。

庶民は専門家がやることに黙って従っていればいい。庶民は余計なことは知る必要も考える必要もない。ハイレベルなわれわれ以上の結果を出せるものはほかにいない……。

そんな思い上がった考え方は明らかに間違っている。

一方、妙に卑屈になっている人々も多い。

自分は何の取り柄もない役立たずだ。こんなことを言うときっとバカにされる。どうせ失敗するんだからやるだけ無駄だ。

こんな卑屈な考えも間違っている。

本気になれば人間の能力にそれほど大きな差は生じない。(2011. 11. 21) 

物語屋でいま人気の名画(複製画)

フェルメール作、真珠の耳飾りの少女の画像
フェルメール《真珠の耳飾りの少女》
マウリッツハイス美術館所蔵

フェルメール作の絵画のなかで日本では最もよく知られている作品。実在の人物を描いた肖像画ではなく、不特定の人物の胸あたりから上を描いたトローニーと呼ばれる作品とされていますが、自分の娘の一人をモデルにしたという説もあります。

漆黒の背景に鮮やかな色彩の衣装、美しい少女の顔、みずみずしい唇、そして輝く真珠の耳飾りというさまざまな要素が絶妙のバランスで描き込まれている魅力的な作品です。

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フェルメール作、デルフトの眺望の画像
フェルメール《デルフトの眺望》
マウリッツハイス美術館所蔵

わずか2点しかないフェルメールの風景画の1点。生涯暮らしたデルフトの港と街の様子を描いたもの。

19世紀半ば頃、人々からその存在を忘れ去られていたフェルメールは、この作品を絶賛した美術評論家の論文によって再評価されるようになります。

またフランスの小説家マルセル・プルーストは、この絵を「世界でもっとも美しい絵」と評し、その代表作『失われた時を求めて』の中にこの絵を登場させています。

生涯を過ごしたデルフトの街に対するフェルメールの愛着を強く感じさせる作品です。

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レンブラント作、テュルプ博士の解剖学講座の画像
レンブラント《テュルプ博士の解剖学講義》
マウリッツハイス美術館所蔵

オランダ絵画の巨匠レンブラントは集団肖像画を得意としましたが、その最初の傑作が本作品。

アムステルダム外科組合主任解剖官ニコラス・テュルプ博士の公開解剖学講義の様子を描いたもの。当時アムステルダムに居を移したばかりだったレンブラントはテュルプ博士ら数人から依頼を受けこの集団肖像画を描き、高まりつつあった名声を不動のものとします。

後の傑作《夜警》にもつながるレンブラントの創意溢れる作品です。

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レンブラント作、スザンナの水浴の画像
レンブラント《スザンナの水浴》
マウリッツハイス美術館所蔵

『旧約聖書続編 ダニエル書補遺 スザンナ』を描いた宗教画。

裁判官という地位にある二人の長老が共謀して美しく貞淑な人妻スザンナを襲うが未遂に終わります。長老たちは自分たちの保身のためにスザンナを死罪にしてしまおうと画策しますが、神の命を受けたダニエルによってスザンナは救われ、長老二人は滅びるという話。

この物語を描いた絵画の多くは、裸体のスザンナと醜い長老二人をセットで描いていますが、レンブラントは裸体のスザンナが不安そうに振り返った姿だけで表現していることが特徴的です。

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ライスダール作、漂白場のあるハールレムの風景の画像
ライスダール《漂白場のあるハールレムの風景》
マウリッツハイス美術館所蔵

ライスダール(ロイスダール)はオランダ絵画黄金期においてもっとも評価された風景画家です。

本作品はライスダールが生まれ育ったオランダ中部の街ハールレムを描いたもの。広い空と美しい雲、地上にはその雲によってできた美しい光と陰のコントラストが描かれています。

遠景には今でもオランダと聞くと思い浮かぶ風車の姿がいくつも描き込まれた美しい作品です。

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