日本の都市設計について
2009年4月14日(火)着手
2009年4月15日(水)完了

 久し振りに横浜美術館を訪れました(なぜか私はこの美術館が好きでかなり頻繁に訪れています)。その後所用があったため、同行したM氏と共にそごう美術館へとミュージアムのはしごをしました。と言っても、いま書きたいのは美術館のことではなく、横浜美術館からそごう美術館へと移動する車の中で思ったことです。

 M氏の車で横浜美術館の駐車場を出てほんの数十秒。横浜美術館の所蔵品を展示したコレクション展を見て、せっかくいい気分になっていたというのに、その爽快感はすべて消し飛んでしまいました。

 なぜって?

 それは横浜美術館からそごう美術館まで車で移動してみればすぐにわかります。いったいなぜ、日本の都市はビルばかりを建てようとするのか。いったいなぜ日本の都市は機能ばかりを優先しようとするのか。いったいなぜ日本の都市はもっと自然を大切にしないのか・・・。そしてこの現実を、なぜ多くの人がだまって受け入れているのか、私には全く理解ができません。

 日本のあちこちで建設されている巨大建造物。隙間なくアスファルトなどで塗り固められた地面。人の頭上を走る道路。便利さに絶対的な価値を置いていない私にとっては、少々度が過ぎるのではないかと思えることばかりです。

 都市の栄枯盛衰は、都市設計にも大きく左右されます。100年先、200年先を見越した確かな理念もなく、経済的、政治的力学によって設計された都市がどうなるかは言わずもがなのことでしょう。

 数十年先、日本のあちこちで巨大建造物が無惨な姿をさらす。そんなSF小説じみたことにならないことを祈るばかりです。