「ひたむきさ」が足りない!
2009年3月21日(土)着手
2009年3月24日(火)完了

 いま自分が見失っているものは、「ひたむきさ」かもしれないと気づかされた。

【直向き(ひたむき)】
物事に熱中するさま。一途なさま。〈出典:広辞苑〉

 NPO法人○○のA理事長という方がいる。女性なのでお歳を尋ねたことはないが、おそらく60歳前後だろう。3年ほど前に知り合い、ときどき情報交換をしていたのだが、この半年ほどけっこう頻繁にお会いする機会があった。
 A理事長という方は話してみれば、悪い人ではないことはすぐわかる。そんなことから、たいしたことではないが少しでも役に立てばと思い、ある企業とのつながりを持つためのお手伝いをさせていただいていた。

 だが正直言ってここのところ、お手伝いしたことを少々後悔していた。それは、A理事長から仕事の手伝いを依頼されそうな雲行きになっているためだ。知り合った当初から気になっていたのだが、A理事長には少々図々しいところがある。いつも依頼は一方的であまりこちらの都合を慮ってはくれないのだ。しかもその依頼が「自分たちの活動を手助けしてください」という内容であるためどうにも断りずらい。過去に一度押し切られてお手伝いしたことがある。また、一、二度心を鬼にして断ったこともある。人からの依頼を断るというのは、どんな場合でもあまり気持のいいものではないから、今回も怪しい気配を感じたため、「あぁまたか」と後悔していたのだ。

 私は、この図々しさがA理事長の大きな欠点だと思っていた。しかしある会合で別な側面に気がついたのだ。
 もしかするとA理事長の「図々しさ」は、私から見れば欠点だが、ほかの多くの人にとっては正反対の長所として認識されているのかもしれない。そうすると恐ろしいことに、私が自分の長所と考えていることは、多くの人に「熱意不足」という欠点として認識されているのかもしれないのだ。

 考えてみれば大いにあり得る話しだ。いろいろなことを考え過ぎるあまりに、行動が後手後手に回る。相手の立場に立ってものごとを考える癖がついているため、相手が困惑するような話しは事前に回避してしまう。交渉相手はそんな私の行動を見て「熱意不足」と感じたり、「斜に構えやがって」と腹を立てたりしているのかもしれない。

 反対に、A理事長を通して私が感じたのは「図々しさ」だったが、それを「ひたむきさ」と感じる人の方が、実は多いのかもしれない。

 この発見には、正直言って少々ショックを受けている。確かに、目標に向かって愚直に邁進するという点は、私には欠けているようだ。その欠点を補うべく「ひたむきさ」を前面に出すことによって、何がどう変わるのか、その検証作業を今日からただちにはじめてみることにした。